値引きについて考える
理念か?利益か?
結論としては、どっちも大事だし、両立しなきゃダメだろ!という話ですし、そもそも「or」の思考ではなく「and」の思考で考えなければいけません。
実際に私たちの組織で、このような事は過去にありました。
成果を出せないことを責任転嫁しているからです。
また、成果を出すためなら、ズルやウソ、だし抜き、などが横行し、最悪のケースでは犯罪を犯す可能性も出てきます。
値引の種類には2通りある
それは「値引」です
もうひとつは「価格以上の過剰なサービスを提供すること」です。
この場合のサービス提供範囲は「1時間分の肩たたき」であって、ついでに腰を叩いてあげたり、足を叩いてあげたり、ましてや勝手に2時間コースにしてはならないわけです。
時間分の肩たたき券を買ったお客様に、気を利かせて腰や足を叩いてあげたり、時間を延長してサービスしてしまう。
一見、顧客満足度を高める行為のように思えますが、これは「過剰なサービス」であり、もう一つの値引きに他なりません。
なぜなら、本来1時間で1,000円のところを、2時間サービスしてしまったら、実質500円で提供したことになってしまうからです。サービスの価値を自ら下げてしまっていることに気づかなければなりません。
もちろん、顧客満足度を高めることは重要です。
しかし、それは「価格以上の価値を提供すること」であって、「価格以上のサービスを提供すること」とは異なります。
例えば、肩たたき券を購入したお客様に、アロマを焚いたり、リラックスできる音楽をかけたり、肩たたき後の冷たいおしぼりなどのサービスを提供することで、顧客満足度を高めることは可能です。
しかし、これらのサービスはあくまで「付加価値」であり、「価格以上のサービス」ではありません。
価格以上のサービスを提供してしまうと、顧客はそれを当然のことと捉え、次回以降も同様のサービスを期待するようになります。
そうなると、さらなるサービスの提供を迫られ、最終的には利益を圧迫する悪循環に陥ってしまいます。
値引きは、顧客を獲得するための有効な手段ではありますが、同時に利益を損なう危険性も孕んでいます。
安易な値引きに頼るのではなく、顧客に「価格以上の価値」を提供することで、長期的な関係を築き、安定した利益を確保していくことが重要です。
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