本来の目的を達成するためであれば、形は問わない。
ワールドカップの話
日本代表はポーランド戦に敗れながらも、見事に決勝トーナメントを勝ち取った。
決められたルールの中で、それをしっかり活用できたからこその結果だった。
とても難しい試合の中で、起き得るパターンごとに対策を準備し、スピーディーに意志決定をしないとできない采配だったと思う。
本来の目的を達成するためにあらゆるパターンを想定して采配を振るう、また、それぞれのケースをチームとしてコンセンサスをとり、すぐさま状況に合わせて、動き方をシフトできる、という点が見ていてとても勉強になりました。
勝負は相手あって成立しますが、目の前の敵だけではなく、そうでない敵に対しての自社の戦術の取り方に関して色々と考えさせられる興味深い試合でした。
本来の目的を達するためであれば、方法論は問わない。
勝つための方法論や到達方法はしっかり複数持っておく。
で、どんな形であれ結果を出す。
それがなににもまして、一番大事。
おそらく、昨日の戦い方でも批判はされるし、攻めてカウンター食らったり、イエローカードもらったりしたらそれはそれで批判されただろう。
もし他会場で試合が動いてしまったらそれはそれで、批判されただろうし、チームはやりきれない思いが出たかもしれない。
でも、結果的に「とにかく決勝トーナメントに上がる」という目的を達するために、チームとして意思決定し、遂行した、というのはそれで正しかったのだと思う。
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